フィラリアとは、寄生虫の名前で、心臓に住み着いて様々な障害をおこす細長い虫です。
長いもので28cmもあり、心臓に寄生すると血液の循環が悪くなって肝臓、腎臓、肺など多くの臓器に異常をきたします。
特に小型犬は心臓も小さいので、少数寄生でも重い障害を起こします。犬の死亡原因としてトップにあり、とても怖い病気です。
まずは感染していないかを調べるため、必ず血液検査を行いましょう。感染が見られなければ、投薬で愛犬をフィラリアから予防することができます。この予防薬は、蚊から感染した幼虫が心臓にたどり着くまでに完全に殺すというもので、毎月1回の投薬で安全に予防することが可能です。
犬は熱中症になりやすい動物です。人間には汗をかく場所はたくさんありますが、犬の皮膚には汗腺がないために体温を冷やすことはできません。ひどい場合には呼吸困難や吐血、血便などを起こし、ときに命に関わることもありますので、蒸し暑い室内や車内での留守番、暑さが厳しいなかでの散歩やお出かけは絶対に避けましょう。
家の中では、室内の風通しに気をつけるほか、留守中はエアコンつけるなどして、室温が上昇しないように心がけましょう。また、充分な水分補給ができるよう、飲み水の量や入れ物の置き場に注意しましょう。
散歩に行く場合は、日中の散歩は控え、早朝か夜の散歩にしましょう。また、水分補給をこまめにして、普段より散歩の時間を短くしてあげることも大切です。
膝蓋骨脱臼とは、うしろ肢にある膝蓋骨(いわゆる膝のさら)が正常な位置から逸脱した状態を指し、特にトイ・プードル、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、チワワなどの小型犬に多くみられます。出産時からの膝関節周囲の筋肉や骨の形成異常による先天性のものと、打撲や落下などの外傷性の原因による後天性のものがあります。
キャバリア シーズー 柴犬 ミニチュア・ダックスフンド チワワ パグ パピヨン プードル ペキニーズ ボストンテリア マルチーズ ヨークシャテリア
室内で飼育している場合は、床は滑りにくい、柔らかいマットに変えるなど、足に負担のかからないようにしてあげましょう。足の裏の毛が伸びたら滑らないように短く刈ることも大切です。また、日頃からワンちゃんの膝(ひざ)の前方をつまんで足を曲げ伸ばししてみて、違和感があったり、異音がしないか飼い主さんがチェックしてあげましょう。
歯周病とは、歯の周辺にある歯肉に炎症が起きる病気です。最近ではワンちゃんも食生活の変化や高齢化により、歯周病が急激に増えています。
予防のためには、毎日時間を決めて歯を磨いてあげると効果的です。はじめはどんな子でも歯磨きを嫌がりますが、慣れるまでは無理にせず、毎日少しずつ、根気よく練習しましょう。
ただし、歯石がついてしまった場合には取れませんので、動物病院に連れてきてあげてください。
糖尿病はホルモンの一種であるインスリンの働きが悪くなることで、血液中の糖が多くなってしまう病気です。糖尿病になると、他の病気を併発しやすくなり、合併症が治りにくいのが特徴です。多くの場合、毎日のインスリン注射によって血糖値をコントロールすることが必要になります。
糖尿病は、患ってしまうと完全に治療する事はできません。日頃から適度な運動と食生活を心掛け、ストレスや肥満を防いで糖尿病にならないよう予防してあげましょう。定期的な健康診断を受けて、早期発見・早期治療を心がけることも大切です。
おしっこの中に結晶などの砂粒状物質や結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウムなど)が出来て、尿道が詰まったり、膀胱を傷つけたり、細菌感染する病気です。特にオス猫に多いといわれ、尿毒症を起こすと数日で死亡することもある恐ろしい病気です。
治療が遅れると慢性化することもあり、腎臓への影響の程度によっては命に関わることもあるので、気になる症状が現れたらすぐに受診しましょう。
新鮮な水をいつでも飲めるように用意し、適度な運動をさせるなど、日頃のケアが大切です。また、トイレはいつも清潔にしておしっこを我慢させないようにしましょう。 猫泌尿器症候群・尿路疾患対応(低マグネシウム)のフードを与えることも有効です。
呼吸器にウイルスが感染することによって、咳や鼻汁などの風邪のような症状をもたらす病気です。猫風邪と呼ばれることもあります。症状が軽い場合は数日で回復が見られますが、重症な場合や仔猫の場合には、高熱や食欲不振により命に関わることもあります。
ワクチンの接種により予防することができます。
免疫が不安定な仔猫の時期には感染源との接触を避けるために、他の猫と接触をしない、外の環境に出さないようにすることも大切です。
免疫不全を起こすウイルスが原因で起こる感染症で、猫の免疫機能を低下させ、様々な病気にかかりやすくなります。病気が進行すると人間のエイズに良く似ているため、猫エイズとも呼ばれることがありますが、人間のエイズとは似ていても異なる別の病気なので、人間の病気が移ったり、猫から人間に移ったりすることはありません。
急性の感染症ではないので、感染しても発病しない猫や、発病しても長生きする猫も多くいます。
日本には現在ワクチンはありません。猫同士のけんかによる噛み傷から感染する可能性が高い病気のため、外に出さないことがもっとも良い方法です。けんか防止の為にも、去勢・避妊手術を受けておくことも効果的です。
肝リピドーシス(脂肪肝)は、肝臓に過剰な脂肪がたまるために肝臓が正常に機能しなくなる病気です。特に太った猫に多く見られる傾向にあります。
肝リピドーシスは、特に太った猫に発症しやすいため、日ごろから食生活に気をつけ、運動しやすい環境をつくり、肥満を防ぐことが大切です。また、肝臓の病気には特定の症状がほとんどなく、早期発見が難しいため、定期的に血液検査などの健康診断を受けるようにしましょう。
糖尿病はホルモンの一種であるインスリンの働きが悪くなることで、血液中の糖が多くなってしまう病気です。糖尿病になると、他の病気を併発しやすくなり、合併症が治りにくいのが特徴です。多くの場合、毎日のインスリン注射によって血糖値をコントロールすることが必要になります。
糖尿病は、患ってしまうと完全に治療する事はできません。日頃から適度な運動と食生活を心掛け、ストレスや肥満を防いで糖尿病にならないよう予防してあげましょう。定期的な健康診断を受けて、早期発見・早期治療を心がけることも大切です。
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